文化によって異なるもの
日本の文化の中で印鑑はなくてはならないものですよね。
そんな印鑑はじゃあいつごろから使われたんでしょうか。
日本で一番有名な印鑑といえば漢委奴国王の金印ですよね。
発見されたものではあれが一番日本で古いものですが、
中国から伝わったのは弥生時代頃といわれています。
そして現在のように公的なものに使用されるようになったのは
奈良時代からということです。
弥生時代には何に使っていたか気になりますね。
庶民に一般的に普及を始めたのは江戸時代に入ってからで、
制度として定まったのは実は明治に入ってからと結構最近だったりするんですね。
同じように今も印鑑が文化として残っているのは漢字文化圏くらいで
欧州などでは19世紀に入るころには廃れサインに移行したのだとか。
どうして印鑑とサインの文化に分かれたかというのは、
漢字文化圏は肩書きが重要だったことで役職が書かれた印鑑があれば済んだこと。
比べて欧州側は個人の信頼が重視されるのでサインが普及したということだそうです。
必ずしも悪いわけではないですが印鑑よりサインのほうがいい気もしなくはありませんね。
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最終更新日:2021/6/3